本年1月にご紹介した非定型歯痛の論文がアメリカ歯科医師会雑誌に取り上げられました

みなさんこんにちは。

本年1月に当コラムに紹介しました(http://luxia-ginza.com/column/aomiurapaper2017/)

非定型歯痛の論文(Anna Miura et al.2017) が、

その後、アメリカ歯科医師会の雑誌で取り上げられました↓ので、その概要をご紹介します。国際誌に批評されることは注目されたという証でもあり、今後の研究の参考にもなりますし、大変ありがたいことですね。

https://jada.ada.org/article/S0002-8177(18)30086-2/fulltext

元論文は非定型歯痛と精神疾患の併存についての内容ですが、それに対するカナダのマクマスター大学の研究者からの批評です。一般の方には難しくなりますが、以下概要です。

「この研究のlimitationとして考えられることは、併存する精神疾患の診断に関しては
臨床記録の情報を頼らざるを得ず、対象者が連続してみていた患者なのか、もしくは完全なデータを有する者であったかどうかは言及していないことがあげられる。

したがって、これらの患者がクリニックでみられるすべての患者の代表であるかどうかを判断することはできない。
また、歯科心身症の専門の診療部門であるため、精神疾患の併存の割合が一般的な状況よりもたかくなっていた可能性がある。

さらに、この臨床データは精神疾患の併存の割合と非定型歯痛について同時にデータを収集しているため、この研究では精神疾患の併存が非定型歯痛の原因であるという証拠を提供することができなかった。」

今後の研究の続編に期待したいですね。