COLUMN

非定型歯痛と舌痛症の併存について(Evaluating Burning Mouth Syndrome as a Comorbidity of Atypical Odontalgia: The Impact on Pain Experiences) [2018年02月15日]

みなさんこんにちは。 今日は、昨年11月に発表された非定型歯痛(AO)と舌痛症(BMS)の併存ついて研究した論文の要旨を紹介します。東京医科歯科大学歯科心身医学分野大学院のチャン先生と三浦先生がまとめた論文です。非定型歯痛(AO)と舌痛症(BMS)による臨床的な特徴の違い、精神疾患の合併の影響などが良くわかる大変... 続きを読む

非定型歯痛患者の精神疾患併存について
(Psychiatric comorbidities in patients with Atypical Odontalgia.)
[2018年01月08日]

みなさんこんにちは。 今日は、昨年末に発表された非定型歯痛の論文の要旨を紹介します。東京医科歯科大学歯科心身医学分野大学院の三浦先生がまとめた論文です。非定型歯痛の臨床的な特徴が良くわかる大変参考になる内容です。   タイトル 非定型歯痛患者の精神疾患併存について(Psychiatric ... 続きを読む

非定型歯痛の症例 [2017年11月22日]

今回は、非定型歯痛の症例をご紹介します。内容はご本人が特定できないように脚色していますのでご了承ください。 5年前から、きっかけなく始まった右上奥歯の慢性の痛みの症例です。近くの歯医者さんから歯科大学を紹介され非定型歯痛の診断で抗うつ薬の治療を受けましたが効果がなかったようです。その後、お近くのペインクリニックに... 続きを読む

口腔異常感症について(5)治療法は? [2017年06月17日]

唾液の分泌量や性状は正常範囲内、舌乳頭の萎縮や亜鉛不足もない方が多く、歯科や耳鼻科、内科を受診しても異常なしという説明される患者さんがほとんどです。治療も、うがい薬や漢方薬の処方、マウスピースの装着などが試されることがありますが、効果はないか、あってもはっきりしないことが多く、歯科医も対処に困ることがしばしばです。 ... 続きを読む

口腔異常感症について(4)原因は? [2017年05月28日]

さて、今回もお口の何とも言えない不快感である口腔異常感症の続きです。 本症は、唾液や乾燥感に関わる症状や、何とも言えない不快感、味覚に関わる症状、そして異物感、などに大きく分けらると、前回お話ししました。今回は、その原因について触れていきます。 原因は未だ不明ですが、近年の脳機能画像研究から、精神疾患の有無にかかわ... 続きを読む

口腔異常感症について(3)症状の整理です [2017年05月14日]

さて、今回もお口の何とも言えない不快感である口腔異常感症の続きです。 前回は実際の患者さんの様々な訴えを羅列しましたが、全般的にどんな症状が多いのか、思い出しながらもう一度整理してみましょう。 まずは、「ネバネバ、ベトベトする」、「パサパサして不快」、など、唾液の性状、分泌過多、口腔乾燥感など唾液や口腔乾燥に関わる... 続きを読む

口腔異常感症について(2)不快感の具体的な症状は? [2017年04月16日]

さて、お口の何とも言えない様々な不快感である口腔異常感症の続きです。 今回は、患者さんの問診票から具体的な訴えについてご案内していきます。直近の15名の方のお困りの症状です。 ・口の中が渋い膜を張ったような気持ち悪い。舌がザラザラする。味が鈍い。 ・口の中が常にべたついている。べたついた唾液が出てくる。ザラザラし... 続きを読む

口腔異常感症について(1)お口の何とも言えない不快感 [2017年04月02日]

今回からは、お口の何とも言えない様々な不快感である口腔異常感症(oral dysesthesia)についてご説明していきます。 「口の中がネバネバ,べとべとする」などの乾燥感、「白いドロドロが出てくる」などの異物感や唾液過多感、「食べていないのに変な味がする」といった味覚異常など、多彩な口腔内の異常感覚を訴える症候群... 続きを読む

非定型歯痛について(8)治療法は?③お薬の選択つづき [2017年02月24日]

舌痛症に比べても非定型歯痛の方の場合は、治療への反応性やお薬の副作用の出やすさの個人差が大きい印象です。 前回お話ししたように教科書的には三環系抗うつ薬が用いられますが、近年ではセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)やノルアドレナリン・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA) の有効性も報告され... 続きを読む

非定型歯痛について(7)治療法は?②お薬の選択について [2017年02月11日]

前回も触れましたが、治療の主流は抗うつ薬になります。なかでもアミトリプチリンなどの三環系抗うつ薬が痛みに良く効くということで知られています。奏功例では服用後4,5日程で効果が実感され、1ヵ月前後で約70%の疼痛軽減が得られます。 アミトリプチリンは、先日、院長が内科系の雑誌に執筆しましたように歯痛だけでなく、舌痛症な... 続きを読む