• 当院は歯科心身症専門クリニックです。

当院は歯科心身症専門クリニックです。

「歯科心身症専門クリニック」について

歯科心身症専門クリニックとは?

通常の歯科治療では治らない、いわゆる「お口の不定愁訴」とされる様々な歯やお口の不快な症状を歯科心身症といいます。当院は、そのうような歯科心身症の治療に特化した専門のクリニックです。

“治療をしたのに痛みが続く” “舌がしびれたり、ぴりぴりする” “お口の中の違和感や不快感が取れない”などといった症状を抱えた方や、歯科で”問題ない””気のせい”などと言われて心療内科や精神科を紹介されたのに、専門外だからわからないと言われてしまい、路頭に迷ってしまわれる方もいらっしゃいます。

そういった方々は今まで大学病院など、ごく一部の施設でしか治療を受けられませんでしたが、「医療の狭間に陥ったお困りの患者さんに、よりアクセスの良い、より親身で丁寧な専門医療を」という意味合いも込めて、日本初の歯科心身症専門クリニックを東京銀座に開設しました。

歯科心身症の詳しい解説については、歯科心身症についてというページを御覧ください。

※歯科心身症についてを見る

当院の歯科心身症治療の特徴

  • 日本歯科心身医学会認定医による完全オーダーメイドの治療
  • 大学病院で1万名の患者さんを治療してきた経験豊富な院長が直接担当
  • 治療の中心はお薬の処方とカウンセリング
  • お薬を使用する場合は、必要最小限の量で負担を軽減
  • 院内調剤の実施。薬剤師との綿密な連携
  • 歯科はもとより関連医科各科との丁寧な医歯連携で安心の治療
  • 大学病院より上質かつプライバシーが守れる個室空間で、ホスピタリティ重視の治療

院長が一貫した治療を行います。

歯科心身症の治療で日本随一とされる東京医科歯科大学で経験を積んだ院長が、一貫して治療に当たります。
大学病院のように、学生や研修医が治療にかかわることは一切ありません。

歯が原因と感じておられても、実際に歯を削ったり抜いたりしても症状が良くならないか、もしくは悪化することがしばしばあります。
病気の本態に即した治療が必要と考えられます。

治療の前提として最も重要なことは、正確な診断です。
口腔内の痛みや不快感に関わる病気は多岐に渡り、問診や診察、検査を行いながら一つ一つ丹念に精査をしながら診断を絞り込んでいきます。
したがいまして初診には1時間から1時間半を要します。場合によっては、診断が確定するまで複数回の診察を要することもあります。

初診時の診察、検査内容としては、標準的には問診、口腔内外の視診・触診アンケート形式の質問用紙、心理検査、口腔内写真撮影を行います。
その他、必要に応じて各種X線撮影(デンタルX線、パノラマX線、歯科用CT)、唾液量測定、歯周病検査、カンジダ菌培養検査、粘膜細胞診(病理検査)、味覚検査、口臭検査(官能検査)、模型採取、咬合採得、などによる精査を行います。
頭部MRI撮影が必要な場合は近隣の画像専門クリニックをご紹介しています。

治療内容のご紹介

お薬の処方・カウンセリング

実際の治療内容は、お薬の処方やカウンセリングが中心になります。
通常の歯科治療では治りにくい歯や口の症状に対して、有効とされているお薬を保険の効能書きにとらわれず、その薬理作用に基づいて、患者さんお一人にお一人に適した処方を行います。

具体的には、軟膏、うがい薬、鎮痛剤などお口の症状に通常よく使われる物はもちろん、神経痛のお薬、抗うつ薬、安定剤、鎮痛剤、漢方薬、など幅広く使用していきます。
お薬の分量は、必要最小限を心がけ、出来るだけ済的な負担が少なくなるように、コストパフォーマンスにも配慮します。
痛みの治療なら、この薬が効くという単純なものではなく、患者さんの個々の症状に合わせた完全にオーダーメイドの治療となります。

病状を詳しくお聞きしながら、困難な病気といかに向き合っていくか、どんなお薬が有効か、などを一緒に考えていきます。
必要最小限のお薬で最大限の効果を引き出すためにも、病気の本態を十分理解すること、症状の出方を探り、生活リズムをどうやって整えていくか、考え方のクセや行動パターンを見直し、症状への対処法を練習することも大事です。

認知行動療法

お口の症状に認知行動療法(CBT)などの心理療法が有効という報告もあり、当院でも簡易な心理療法の一部として用いることもありますが、より専門的な心理療法をご希望の場合は専門施設をご紹介することも可能です。

東京医科歯科大学での治療成績によると、このような治療により約70%の方で症状の改善が得られています。

また、関連する医科各科の先生方と医歯連携を行いながら丁寧な治療を行います。
持病をお持ちの方は、主治医の先生と十分にご相談しながらお口や歯の問題の解決を図っていきます。

お薬の処方に関しては、院内調剤を実施して患者さんの負担を減らすようにしております。
患者さんにとっては、わざわざ院外薬局に移動する時間や労力が無くなります。
また、院外の薬剤師さんと連携がうまく取れないケースもあり、そのような不都合も避けられます。
調剤の手数料につきましても院外薬局や大学病院の金額と大きく違いがないようにしています。

治療期間・通院の頻度について

順調に1,2カ月で6~70%の症状改善が得られる方が多いのですが、なかなかお薬が合わなかったり、効き目が悪かったりで回復に時間がかかる方もおられます。

置かれた状況や環境などの影響を受け、すぐには思うような経過が得られないこともあります。
最初は1週間に1回程度で通院して頂けると、きめ細かいケアが可能です。調子が良くなってくれば2週間に1回とか月に1回というふうに通院間隔をあけていくようにしています。

再発・再燃の問題もあり、症状が安定するまで最低でも6ヵ月くらいは時間を要する方が多いです。
遠方の方などは、「このお薬を飲んでいれば大丈夫」な状態になれば、お近くのかかりつけの先生に処方をお願いすることも可能です。

一般歯科治療について

地域にお勤めの方、お住いの方などを対象に、一般歯科診療もお受けしております。
一方で、お口の痛みや不快感など歯科心身症でお困り方で、地元にかかりつけの歯科がおありの場合は、原則として地元の先生に歯科治療をお任せしております。

痛みや不快感がある状態で通常の歯科治療を繰り返すと、今の症状がさらに悪くなり、歯を傷めるだけの結果になることがあります。
明らかな虫歯や歯茎の腫れなどが認められない場合は歯科処置の必要性を慎重に検討します。仮歯のままといった歯科治療が中断された状態の方も多くおられます。

痛みや違和感が落ち着いた後は、通常の歯科治療を開始することができますが、その時期につきましては患者さんと相談をしながら慎重に判断をしていきます。
当院でも、その後の治療など通常の歯科治療に対応しておりますが、原則としてかかりつけの歯科の先生や、専門医の先生に治療をお願いしております(いわゆる逆紹介)。
他院の歯科の先生方と、治療の一時中断や治療再開など随時ご相談しながら、歯科治療の方向付けを慎重に行っていきます。

治療費について

当院は歯科心身症の治療に対し、基本的に自由診療を選択されることお勧めしています。
保険制度の枠に捉われず、歯科心身症に対し十分な治療を提供するためです。
自由診療と現行の保険診療との治療内容の違いにつきましては、遠慮なくお問合せ下さい。

自由診療の診察料は、初診料20,000円、再診料10,000円です。
なお初診料にはX線など検査料金が含まれます。

※詳しくは料金表へ

通院間隔と症状の落ち着き始め

当院にたどり着くまで複数の医療機関を受診されている方が多いこと、治療の対象になるのか不安があるなど患者さんの声を反映して、現在は上記料金となっております。
通院間隔は、治療開始後1〜2か月は数週間ごとの来院ですが、症状が落ち着きはじめると1か月ごとの通院になる方が多いです。

なお、処方がある場合は、別途、お薬代が実費でかかります。
現在通院中の患者さんの1か月分のお薬代は平均2,500円ですが、諸費用含めますと概ね4,000円から6,000円の間となっております。
一般的なサプリメントの1か月分と同じくらいの費用になると思います。お薬は極力少量とすることを心掛け、費用対効果を重視して処方しております。

費用に関するご質問も遠慮なくお問い合わせください。
※治療費につきましては確定申告による医療費控除の対象になります。
※各社クレジットカードでのお支払いに対応しております。