舌痛症に対するアミトリプチリンの効果と心電図の関係(An increase in corrected QT interval may indicate a good clinical response to amitriptyline in female patients with burning mouth syndrome)

みなさんこんにちは。院長です。

寒い毎日が続いておりますが、みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、本日は、昨年ご紹介したお口の痛みの治療に使われるお薬の効果と心電図の関係についての論文の続編をご紹介します。

東京医科歯科大学大学院の渡辺毅先生が、日頃から研究指導を頂いている内科医の長嶺敬彦先生のご指導を得ながらまとめたものです。

https://www.sciencerepository.org/QTc-in-burning-mouth-syndrome_NNB-1-105

今回はは症例を女性の舌痛症(Burning Mouth Syndrome)に絞って集めました。症例数も多くなり、前回見出した、「amitriptylineが痛みによく効くとQTcが延長し、効かないとQTcが短縮する」という傾向を、より自信をもって言えるようになりました。
研究の成果につきましても引き続きご案内してまいります。